売れているのがおいしい料理だ

サイゼリヤの創業者である正垣泰彦氏は、「おいしいから売れているのではない、売れているのがおいしい料理だ」という言葉を残している。おいしいことと売れることは、別物だとの主張である。消費者の志向は、多様であり、必ずしもおいしいことだけで商品を購入するのではないという主張である。実際にはおいしいが売れていない商品も多く、多様な価値を持つ人すべてに購入して頂くことは無理である。そのため、必要なことは買って頂きたい顧客とその人を満足させる具体的な方法を整理してビジネスを組み立てるのである。大手メーカーの商品開発は、そのようにしているが、それでも売れる商品は、試作した商品のほんの一部である。そのため、売ってみて市場の状況を探りながら商品を創り込むのも一つの方法である。

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